身体の各部位が理想的な肢位(状態)であるかどうか観察していきます。

「何故、私の右の肩は左に比べて下がっているのだろう?」「ズボンの裾直しを左右同じようにカットしてもらったのにどうして片方が少し長いのかな?」「どうして私のウエストラインは左右同じじゃないのかしら?」(写真・右)など、これまでにふと疑問に思われたことはないでしょうか。

姿勢分析では、このような不良肢位を「見る」ことによって確認していきます。異常が認められれば、何故そのように身体が歪んだのか、その原因を他の検査や治療を通じて特定していきます。

一度注意深く自分の体をご覧になって下さい。理想的な姿勢と比べて歪んでいるような部位が見つかれば、御自身の自覚症状はあまりなくても、なんらかの構造的障害、特に機能面での問題を抱えていることを示唆しています。

先の、「肩の高さが均等でない」ケースでは、多くの原因が考えられますが、その一例として仙腸関節(骨盤)の機能障害が挙げてみます。このような状態の多くは、重力の負荷に姿勢を抗できないために、体重支持のバランスが左右均等でなくなり、体全体に代償作用や筋緊張などによる姿勢の変化(頭部の傾き、両肩が水平でない、ウエストラインの左右差など)がみられるようになります。臨床では更に、原因となった骨盤の機能障害は、どのようなプロセスで形成されたか調べていきます。

理想的な姿勢(肢位)

≪後面からの観察≫

  1. 両側頚部(首)から肩峰(肩先)へかけてのカーブは、左右均等であり、肩甲骨の高さは同じである。
  2. 身体は重心線上で脊椎棘突起(背骨)の列が外後頭隆起(後頭部)からおろした鉛直線上にあり、殿裂(ヒップの真中)を通る。
  3. 上肢は身体から等距離で、同程度に回旋している。
  4. 骨盤の高さ、上後腸骨棘の高さは左右同じである。
  5. 下肢(下腿)の回旋はなく真っ直ぐである。
  6. 両側アキレス腱、両踵(かかと)は床に対して垂直になっている。

≪側面からの観察≫

  1. 顎(あご)は突き出していることなく耳梁が肩尖端の肩峰と腸骨綾頂点とを結んだ線上にある。
  2. 頚椎彎曲、胸椎彎曲、腰椎彎曲、仙骨彎曲は正常なカーブであり、骨盤前傾(後上腸骨棘と恥骨結合を結ぶ面と水平面との間にできる角度は、平均30°)も正常である。
  3. 両肩、胸郭(肋骨の形)のアライメントは正常である。
  4. 両膝は過伸展もなく真っ直ぐである。

≪前面からの観察≫

  1. 顔面部は両肩の中央に真っ直ぐに立っており、鼻尖から胸骨柄、剣状突起(ともに左右の骨の間にある骨)、臍(おへそ)と同一線上にある。
  2. 僧帽筋の頚肩輪郭は左右対称である。(両肩の高さは左右同じである)
  3. 胸郭変形はなく、臍は中心点からずれていない。
  4. 左右の肘角carrying angle(肘の曲がり方)は同じである。
  5. 左右の上前腸骨棘(骨盤の前面で上のほうの隆起している骨)、恥骨結合は同じ高さである。
  6. 膝蓋骨(ひざのお皿)は左右同じ高さで真っ直ぐ前の方へ向いている。
  7. 足部のアーチ(土踏まず)は正常である。

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視診(姿勢分析)
神経学テスト
オーソペディックテスト(整形学検査)
筋力テスト 
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カイロプラクティック検査・施術後の説明
治療1(頭蓋部へのアプローチの一例)
治療2(胸郭部へのアプローチの一例)
治療3(骨盤部へのアプローチの一例)
治療4(足関節へのアプローチの一例)
カイロプラクティックの適応症 肩こり・首の痛み・背中の痛み
カイロプラクティックの適応症 手のしびれ・むくみ・冷感・脱力 胸郭出口症候群に起因するもの 
カイロプラクティックの適応症 手のしびれ・むくみ・冷感・脱力 絞扼性神経障害に起因するもの
カイロプラクティックの適応症 手首・肘・肩関節の痛み 
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カイロプラクティックの適応症 腰痛・下肢の痛み
カイロプラクティックの適応症 腰痛・下肢の痛み2 


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