私のカイロプラクティック治療体験記


僕は、昨年の夏から京都南カイロプラクティック研究所のお世話になっています。その頃僕は、膝を悪くしており色々な整形外科に行っては治療をしてもらい、湿布を貼って何とか我慢してきました。そして、昨年の夏に膝の痛みが再発し、お世話になることになったのです。

僕は高校で応援団をしています。応援団の動きの中には、膝に負担のかかるものが多く、それが確かな原因だと思っていました。しかし、ここでの荒川先生の治療を受けることになり、はっきりとその原因がわかったのです。髪の毛の中にある成分を調べてもらい、体に不純物が多く含まれていないか、カルシウム不足ではないかなどを調べてもらいました。成分的にはほとんど問題はありませんでした。ちょっと水銀が多かったような・・。

荒川先生は僕の体をご覧になった結果、背中を見て驚かれました。僕の背骨は見事に“くの字”に曲がっていました。僕はかなりのショックを受けました。若い頃の姿勢がそのまま成人しても、また一生変わらないというのは知っていました。結構注意深い僕は僕なりに姿勢を気にしていたのですが、正しい姿勢だと思っていた姿勢がこの有り様でした。お尻にかかる体重が左の方に集中していたため、それを補正するように体が右に曲がってしまっていたのです。そして、膝にかかる体重も片方に偏り膝が炎症など起こしていました。荒川先生はまだ若いからすぐに直りますとおっしゃっていました。

それから僕はいつでもどこでも姿勢にもっと気を配るよう努力しました。体の一部分での歯車の狂いが背骨を曲げ、筋肉のバランスを崩し、歯の噛み合わせや、力の入り具合にまで発展することを教わり、かなりびっくりしました。そして、定期的に通い荒川先生に治療をしてもらいました。また、正式な歩行の仕方、立ち方、座り方、普段できる背骨を矯正的にまっすぐにする運動などをいろいろ学びました。僕の体で何が起こっているのかをきちんと教えてもらい、詳しい説明をしてくださいました。

今では、背骨もまっすぐに近づき、膝にはまったく問題がなくなりました。バランスの悪かった筋肉の着き方も安定してきました。歩き方もとても良いと誉めていただきました。荒川先生に教わり、また調べてみたところ、「カイロプラクティック(Chiropractic)」とはギリシャ語で「手」という意味の「Cheir」と、「技術」を意味する「Praktos」から、「カイロプラクティック」が「手の技術」という意味であることを知りました。

文字通り、荒川先生は僕の体の異常を把握されていて、いつでも“手”で治療して下さいます。いろいろ学べるので治療に行くのが楽しみです。「人間の体は複雑で、すごいんだな」というのが率直な意見です。去年の夏にお世話になっていなかったら、どうなっていたのだろうといつも家族で言っています。今では、かなり興味を持って、先生からもらった資料を時々読み返しています。今思うと通っていてよかったなと思うばかりです。荒川先生、助手の先生ありがとうございます。また色々お世話になりますが宜しくお願いします。 (2000/08/29) 

先生のコメント:まだ高校生なのに自己管理に関する真剣な姿勢にこちらも圧倒されることがしばしばでした。治療室で身体の状態のフレームワークが理解できても、個々の現象を結びつけるロジックは分かりづらいものです。石井君は理解し難いところがあると、当院でお渡しした資料を家で何度も読み返し、また質問してこられる、という具合で、クラブと学業が高いレベルで両立されているのも分かる気がします。なんていっても応援団長。どちらも中途半端だった私の高校生時代を振り返ると恥ずかしくなってくる。

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